[voice icon=”https://hiropon-cafe.com/wp-content/uploads/2020/05/ビジネスマン(考え中).jpg” name=”サラリーマン” type=”l”]会社のトップセールスだし、そろそろ独立して個人事業主もいいかもしれない。[/voice]
サラリーマンであれば誰しも1度は夢見る脱サラと個人事業主。
[box class=”yellow_box” title=””]● 会社や上司に縛られない
● 自由に仕事ができる
● 異動や転勤がない
● 稼いだ分だけ収入になる[/box]
まさに理想形の働き方ですよね。
でも個人事業主はそんな理想だけの世界なのでしょうか。
また実際に稼げている個人事業主はいったいどれくらいいるのでしょうか。
[box class=”glay_box” title=”この記事の内容”]● 個人事業主とサラリーマンの違いって?
● 個人事業主になる前の準備って?[/box]
そんな疑問を解説していきます。
個人事業主とサラリーマン
個人事業主とは、
法人を設立せずに個人で事業を営んでいる人のことを指します。税務署に「開業届」を提出して事業の開始を申請すれば、個人事業主として独立したことになります。
引用元:freee株式会社 開業の基礎知識
開業医や飲食業など資格が必要な職業もありますが、基本的には「今日から独立する!」と思い、税務署に開業届を提出すれば、個人事業主となります。
2019年7月に内閣府から発表された資料では、440万人(本業300万人・副業140万人)が個人事業主として登録されています。
参考資料:内閣府 日本のフリーランスについて
しかしながら海外では個人事業主やフリーランサーなどは職業選択の1つであるとのことですが、我々日本ではまだまだ社会人=サラリーマンと考える人が多く、個人事業主は不安定で危ない職業と思われています。
経済産業省の中小企業白書・小規模企業白書に記載のデータを見ても、個人事業主として開業後に1年目を乗り切れるのは割合が約6割。10年後には約1割程度しか存続できていないという厳しい現実が、安定志向の日本人には合わない職業なのかもしれません。
参考資料:経済産業省 中小企業白書・小規模企業白書
[voice icon=”https://hiropon-cafe.com/wp-content/uploads/2020/05/IMG_1439(圧縮).jpg” name=”ひろぽん” type=”r”]個人事業主には憧れるけど、安定した収入を捨てるのは怖いよね。[/voice]
サラリーマンとは、
会社企業に勤める給与所得者のうち、役員や専門職(医師・弁護士など)を除いた場合の名称である。
引用元:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 サラリーマン
個人事業主とは異なり就職活動や転職活動によって自分の働き口を見つけ、企業から雇われて仕事をしていく職業となります。
雇われであることから様々なストレスや規制が発生しますが、それ以上に収入が安定することは生活の安定に繋がり、安心となります。
個人事業主(本業のみ)が300万人に対し、サラリーマンは6,724万人という数字からも我々日本人は安定志向であることがよくわかります。
参考資料:総務省 統計局 労働力調査(基本集計)2019年(令和元年)平均(速報)結果の要約
[voice icon=”https://hiropon-cafe.com/wp-content/uploads/2020/05/IMG_1439(圧縮).jpg” name=”ひろぽん” type=”r”]毎月振り込まれる給料があるだけで安心だよね。[/voice]
個人事業主とサラリーマンの収入の違い
個人事業主の収入は、事業で稼いだ売上から原価や経費が引かれたものとなります。
売上が上がれば上がるほど収入は増えていきますが、当然のことながら売上がなければ収入はありません。
今回のコロナや大規模災害が起こった際には受けるダメージが大きすぎるため、利益が出ている時の蓄え(=自分を制する)が大切になってきます。
参考資料:アトムくん【320人に緊急アンケート】新型コロナの影響で36.6%のフリーランスが収入減
[voice icon=”https://hiropon-cafe.com/wp-content/uploads/2020/05/IMG_1439(圧縮).jpg” name=”ひろぽん” type=”r”]自分に甘い人にはキツイかな。[/voice]
対するサラリーマンは、毎月給料が銀行に自動的に振り込まれます。
歩合制の契約でなければ、いくら会社に貢献をしても振り込まれる給料は変わりませんが、会社に所属している限りは収入がなくなるということはありません。
しかしながらこの安定収入に慣れてしまうことで、人間関係や労働時間・経営方針に不満を覚えても我慢やムリをして体調やメンタルを病んでしまうというケースも多々見受けられます。
参考資料:リクナビNEXT 転職理由と退職理由の本音ランキングBest10
[voice icon=”https://hiropon-cafe.com/wp-content/uploads/2020/05/IMG_1439(圧縮).jpg” name=”ひろぽん” type=”r”]転勤などで住む場所も強制的に決められたり、人生の決定権がないのはつらいよね。[/voice]
個人事業主とサラリーマンの納税方法の違い
個人事業主はサラリーマンとは異なり自ら確定申告を行い、健康保険・厚生年金・住民税などの税金を納付する必要があります。
サラリーマンであれば基本的に会社が確定申告・納税を実施するため、確定申告の書類を見たこともないという人もいるでしょう。
さらに社会保険料については、100%自己負担となる個人事業主に対し、サラリーマンは会社と折半となるため納税額も大きく異なってきます。
※社会保険料 = 健康保険、厚生年金保険、雇用保険、介護保険
[voice icon=”https://hiropon-cafe.com/wp-content/uploads/2020/05/IMG_1439(圧縮).jpg” name=”ひろぽん” type=”r”]その他にも健康診断や交通費なども全部自腹になります。[/voice]
個人事業主の納税方法
個人事業主の確定申告は、青色申告と白色申告の2つのどちらかを選びます。
青色申告
65万円の特別控除が受けられる。赤字を3年繰り越せる。などのメリットはありますが、所得税の青色申告承認申請書の提出や複式簿記による記帳が必要となります。
白色申告
対する白色申告は青色申告のようなメリットはありませんが、収支内訳書の提出のみとなるため簿記の知識は不要でありシンプルさがメリットとなります。
[voice icon=”https://hiropon-cafe.com/wp-content/uploads/2020/05/IMG_1439(圧縮).jpg” name=”ひろぽん” type=”r”]簿記の勉強をしておいてよかった![/voice]
個人事業主とサラリーマンの社会的信用度の違い
名前の通り個人事業主は個人でビジネスを展開しているため、社会的信用度は個人に依存します。
対するサラリーマンは会社の信用のもとにビジネスを展開します。
そのためサラリーマンであった人が個人事業主として独立し、サラリーマン時代に開拓した取引先との関係を継続できることは稀であり、独立後には取引ができないと思った方が無難でしょう。
社会的信用度が圧倒的に違うためです。
営業マンであれば取引先の信用調査を取られた人も多いでしょうが、取引業者についても与信面を気にする企業がほとんどです。
独立して個人事業主を始めるのであれば、サラリーマン時代の実績や取引先を頼ることはせず、独立後に1から取引先を開拓していく覚悟しておきましょう。
[voice icon=”https://hiropon-cafe.com/wp-content/uploads/2020/05/IMG_1439(圧縮).jpg” name=”ひろぽん” type=”r”]社会的信用度は、個人事業主にとって最大の課題ですね。[/voice]
個人事業主とサラリーマンを併用しよう!
個人事業主で安定した収入を得るためには個人や商材の信用度・認知度を上げる必要があります。
一般的には個人事業主になった瞬間からサラリーマンと同等の収入を得ることができず、最悪の場合には収入がない状態が続きます。
いくら貯金を貯めこんでいたとしても貯金額が毎月削られていき、収入のストレスやリスクは非常に怖いものです。
個人事業主とは逆にサラリーマンであれば毎月安定した給料を得られるわけです。
個人事業主の立ち上がりの時間をサラリーマンの給料でまかない、サラリーマンをやりつつ自分のビジネスを育てていく手法があります。
その手法は副業を開始すること。
まだまだ副業禁止の企業も多いですが、その一方で副業を推進・容認する企業も増えてきました。
参考資料:リクルートキャリア 兼業・副業に対する企業の意識調査(2018)
安定した収入を得ながら自分のビジネスを育てていけるサラリーマン+副業が最強であると言えます。
[voice icon=”https://hiropon-cafe.com/wp-content/uploads/2020/05/IMG_1439(圧縮).jpg” name=”ひろぽん” type=”r”]勝負をかける時もありますが、人生を棒に振ってはいけません。[/voice]
サラリーマンにおすすめの副業
フルタイムで働くサラリーマンには時間的制限が常に付きまといます。
労働時間である8時間に加えて、通勤時間や休憩時間、身支度の時間などを考えると副業ができる時間は多くても2時間程度。
そんな時間制限のある中で始められる副業とはいったい何があるのでしょう。
また堀江貴文氏も上手くいくビジネスの条件として「小資本・在庫なし・利益率が高い、定期収入」の4つが大切であると提唱しています。
その堀江貴文氏の4つの条件に加えて、時間の縛りがないことを加えると以下5つの副業がサラリーマンに向いていると言えます。
[box class=”yellow_box” title=”サラリーマンができる副業5選”]● アフィリエイト(ブログ)
● 転売(せどり)
● 不動産
● 集客イベント
● コンテンツビジネス[/box]
※ 株投資やFX、ギャンブル系は収入の安定感がないことから除外をしています。
サラリーマンでありながら副業を始めることでビジネス感覚も培うことができます。
個人事業主にはこのビジネス感覚がゼッタイに必要となるため、サラリーマン+副業の時期に感覚を養っておきましょう。
[voice icon=”https://hiropon-cafe.com/wp-content/uploads/2020/05/IMG_1439(圧縮).jpg” name=”ひろぽん” type=”r”]サラリーマンでは味わえないつらさや苦しさを味わえますよ。[/voice]
個人事業主に向けての勉強方法
個人事業主になるということはすべての業務を自らで行う必要があります。
サラリーマンの場合には企業から指示されたことを遂行し、決められた時間を拘束されるだけで収入を得ることができますが、個人事業主ではそうもいきません。
新たな事業を創造し、顧客開発を実行し、商品提案を行い、納品・回収を管理し、納税するまでの一連の流れを行う必要があります。
何もわからないでは済まされません。
今まで真面目に学校に通い、会社で働いていた人には個人事業主に必要な知識は全く身に付いていないため、自ら情報を取りに行く必要があります。
その1つとして東京・丸の内にある STARTUP HUB TOKYO(スタハ)では、無料~1,000円程度で様々なセミナーを受けることができます。
また個別のコンシェルジュ相談などもあり、独立前に必要な資金や開業準備、心構えなども相談可能です。
[voice icon=”https://hiropon-cafe.com/wp-content/uploads/2020/05/IMG_1439(圧縮).jpg” name=”ひろぽん” type=”r”]私もコロナ前には何度も通っていました。[/voice]
東京都が開設した施設のため、高額なセミナー費用や自己啓発商品を買わされるという心配もありません。
そのほかにも地域の商工会議所などでも無料セミナーなどが行われています。
[voice icon=”https://hiropon-cafe.com/wp-content/uploads/2020/05/IMG_1439(圧縮).jpg” name=”ひろぽん” type=”r”]同じ志の人たちと知り合えるのも大きいです。[/voice]
その他にも読書をすることも有効です。
これまでに読んだ本の中で読みやすく、参考になった本を2冊ほど貼っておきます。
会社が副業禁止である場合
年間20万円の収入がなければ確定申告を行う必要はありません。
副業開始直後は自らが喋らない限りは副業バレが起きることはまずないでしょう。
また年間20万円を超える場合でも副業の確定申告を自ら実施するを選択すれば、税務局が所属企業に連絡することはありません。
何より年間20万円(月2万円弱)を稼げるようになるのは並大抵なことではありませんので、副業バレが怖くて取り掛かれないという心配はする必要がありません。
[voice icon=”https://hiropon-cafe.com/wp-content/uploads/2020/05/IMG_1439(圧縮).jpg” name=”ひろぽん” type=”r”]副業が育つまでには相当の時間を覚悟しましょう。[/voice]
まとめ:個人事業主とサラリーマン
[box class=”yellow_box” title=”個人事業主の特徴”]● 収入は自分次第
● 確定申告も自ら実施
● 社会的信用度を積み上げる必要がある[/box]
個人事業主は決して自由で楽な職業ではなく、むしろ全く逆の泥臭い仕事であることでしょう。
収入がすべてではありませんし、夢ややりたいことを追い続けることも人生には重要なファクターにはなりますが、それでもお金がなければそんな夢ややりたいことも実現できません。
サラリーマン+副業を実践し生活の安定を維持しつつ、個人事業主になるための準備や勉強を始めることをおすすめします。
確かにサラリーマンをやりながら個人事業主を目指すことは相当な体力と時間を費やすこととなります。
休日も返上してビジネスを仕込み、勉強し、人脈を作っていく必要があります。
しかしながら、そんな計画性や忍耐力、リスクヘッジも個人事業主には必要なスキルになるはずです。
会社の様々な縛りから解放されるためにも、まずは副業を始めてみてはいかがでしょうか。
[voice icon=”https://hiropon-cafe.com/wp-content/uploads/2020/05/IMG_1439(圧縮).jpg” name=”ひろぽん” type=”r”]最後までお付き合いありがとうございました。[/voice]
追記
上でご紹介したサラリーマンに推奨するビジネス5選のほかに、下記のようなビジネスもあったため、ご紹介しておきます。
趣味や特技に自信がある人におすすめ >>> モノを売らないフリーマーケット【ココナラ】
その他、追記予定