職場にムカつく上司がいるけど、どうにかできないかな?
そんなお悩みにお答えします。
結論から言うと、部下が一人で上司にたてついても、その上司を辞めさせることはできません。
10倍返しになって戻ってくるか、最悪の場合には懲戒免職になってしまうでしょう。
ですが、何もしないでこのままガマンするしかないのでしょうか。
本記事では、ムカつく上司の特徴と対処法についてまとめました。
筆者の会社にも仕事を丸投げしたり、仕事ができないのに偉そうに言う上司がいます。腐らず騒がず対処していたら、その上司以上に仕事ができるようになりました。
本記事を読んで、ムカつく上司の対処法を身に付けましょう!
ムカつく上司の特徴とは?5つに絞って分析します
残念ながら、どの時代・どの会社でも、ムカつく上司は必ず存在します。
部下からの信頼が全く得られていないことに、本人は気がついているのでしょうか。(バカなの?)
と、書いているだけでもイライラしてくるし、ムカつく上司の特徴を挙げればキリがないので、5つに絞って分析していきます。
【 ムカつく上司の特徴5選 】
● パワハラ気質である
● 理不尽である
● 無責任・他責である
● いない部下の陰口を言う
● 平気で嘘をつく
もしあなたが部下を持つ上司なら、ムカつく上司の特徴を抑えておき、同じことをやらないように気を付けてください。
パワハラ気質である
上司は部下よりもえらいんだ!
部下は上司の言うことを素直に聞くべきだ!
自分が1番正しい!と思っている、典型的なムカつく上司の特徴ですね。
部下のことは1つの駒としか見ておらず、自分の意にそぐわないことをすると、頭ごなしに罵声を浴びせようとしてきます。
さすがにパワハラにうるさくなってきた昨今では、殴る・蹴るなどの暴力的なものは少なくなりましたが、言葉の暴力は未だに行われているでしょう。
しかし、言葉の暴力でも立派なパワハラです。
改正労働施策総合推進法(2)精神的な攻撃に該当します。
理不尽である
仕事はすべて部下に押し付けてしまおう!
でも成果は俺のものだけどな!
「おまえのものは、俺のもの」「俺のものは、俺のもの」と、まるでドラえもんに出てくるジャイアンのような性格の上司です。
仕事をすべて部下に丸投げし、成果が出たら「俺のおかげ!」と誇らしげに自慢してきます。
でも、部下が仕事をミスってしまうと「俺のメンツを潰しやがって!」などと激怒し、部下を責め立てます。
だったら自分でやれよ!と言いたくなりますが、この上司は自分で仕事を回す実力がありません。
業務上明らかに遂行不可能なことを強制してきた場合には、改正労働施策総合推進法(4)過大な要求が該当します。
仕事の丸投げも度が過ぎれば、立派なパワハラになります。
無責任・他責である
おまえのミスのせいで、俺が上司に怒られたじゃないか!
なんでも部下のせいにして、自分の保身に走るムカつく上司の特徴です。
自分のポジションを守るために、部下を簡単に切り捨てるという必死さが伺えます。
しかしどういう状況であっても、部下のミスは上司の責任でもあるわけです。
確かに報告・相談・連絡がない部下もいますが、それも上司のマネジメント能力が低いということ。
部下にすべての責任をなすりつけて、自分だけが助かろうなんて、自分勝手にもほどがあります。
いない部下の陰口を言う
あいつは仕事ができない人間だと思っていたよ。辞めてもらってせいせいしたよ。
飲み会や同行訪問中などで、その場にいない部下や退職した部下の陰口をいう上司です。
言ってる本人はストレス発散ができて気持ちいいかもしれませんが、聞いている部下はたまったもんじゃありません。
万が一、陰口を言っている上司に賛同でもしようものなら、あなたがこんなことを言っていたと話を捻じ曲げられて言い振らされるでしょう。
それにいないところで部下の陰口を叩く上司は、あなたがいないときに別の部下を捕まえて、あなたの陰口を言っていることは間違いありません。
組織を統括するのが本来の上司の仕事のはずなのに、自分のストレス発散のためだけに組織の輪を乱すなんて言語道断です。
平気で嘘をつく
おまえがいくらがんばっても、社長はおまえを認めない!と言ってたぞ。だから俺を信用しろ!悪いようにはしないから。
自分の保身や威厳のために、部下に平気で嘘をつく上司も存在します。
上のふきだしは実際に筆者が言われた言葉ですが、むしろ社長は筆者の仕事ぶりを評価してくれていて、仕事を丸投げしていた上司に対して、説教をしているようでした。
きっと自分の非を認めたくない一心で、筆者が悪いと脳内変換したのでしょう。
しかし、1度ついた嘘がバレてしまえば、その部下からは一生信用してもらえなくなります。
普段から誠心誠意、部下と向き合う上司でなければ、表面的な言葉だけで部下の心は動かせません。
ムカつく上司の対処法とは?部下ができる4つのこと
ムカつく上司であったとしても、権力は上司の方が持っているわけで、正面から戦おうとしても潰されて終わりです。
下手をすれば報復され、最悪の場合には懲戒免職になることだって考えれます。
でもムカつく上司の言動や行動にガマンをしていても、心身ともに疲れてきます。
上司の言いなりになるために仕事をしているわけではなく、あなたの自己実現や給料のために働いているわけなので、ここからはムカつく上司に対抗する対処法を考えていきましょう。
【 ムカつく上司の対処法 】
● 異動願いを出す
● 仕事で成果を上げて出世をする
● 会社を見限って転職をする
● 人事部や労働基準監督署に訴える
異動願いを出す
ムカつく上司の対処法の1つとして、別の部署に異動するための異動願いを出すことが有効です。
当然、あなたの上司の耳にも入るため、「逃げ出した」「根性がない」などの嫌味の1つや2つは言われるでしょう。
しかし、異動をしてしまえば、今の上司の呪縛から解かれることとなります。
嫌味の1つや2つはスルーして、心の中で言い返す程度にしておきましょう。
そして、異動した先の部署で成果を出して、ムカつく上司を見返してやればいいのです。
仕事で成果を上げて出世をする
ムカつく上司からすぐに離れられるという即効性はありませんが、上司の言動や行動を反面教師にして、仕事で成果を上げることに集中しましょう。
仕事で成果を上げて出世ができれば、ムカつく上司の部下から外れることができます。
さらには年収もアップするといった、嬉しいおまけまでついてきます。
ムカつく上司への最後の一言に、「あなたの(散々たる酷い行動を見ていた)おかげで、出世することができました」とぜひ伝えてください。
会社を見限って転職をする
1番手っ取り早くムカつく上司と離れられる方法は、会社を見限って転職してしまうことです。
新しい会社になることで気分も一掃されて、心機一転また仕事に対するモチベーションを上げることもできるでしょう。
今の時代、1度や2度の転職は当たり前で、新卒から定年まで勤めあげる人の方が稀です。
しかし、転職先でもムカつく上司がいない保証はありません。
むしろ、今の会社以上に環境が悪くなる可能性だってあるわけです。
こればかりは会社ガチャ・上司ガチャの結果次第なので、筆者としては転職+個人で稼げるスキルを身につけることをおすすめします。
人事部や労働基準監督署に訴える
今の職場環境を、人事部や労働基準監督署に訴えることは可能ですが、正直これは諸刃の剣です。
訴えた個人を特定できないように指導が入ればいいですが、人事部が機能していない会社の場合には、訴えた個人が特定できる状況でムカつく上司に指導が入るからです。
仮にムカつく上司に訴えたことがバレてしまえば、100倍返しの仕返しが待っていることでしょう。
また、訴えが100%受け入れてもらえる保証もなく、ムカつく上司の言動・行動に問題なしと判断されてしまえば、さらにムカつく上司に自信を与えてしまうことにもつながります。
例え辞めることになっても、ムカつく上司の言動や行動が許せない!そんなときまで、この伝家の宝刀は取っておきましょう。
まとめ:ムカつく上司の特徴と対処法
ムカつく上司の特徴と対処法をまとめました。
【 ムカつく上司の特徴 】
● パワハラ気質である
● 理不尽である
● 無責任・他責である
● いない部下の陰口を言う
● 平気で嘘をつく
上司という立場を利用して、自分勝手に行動しているという特徴を持っています。
まともに相手にせずに、スルーできるものはスルーしましょう。(スルースキルが大事です)
また、そんなムカつく上司の対処法としては、以下の4つが挙げられます。
【 ムカつく上司の対処法 】
● 異動願いを出す
● 仕事で成果を上げて出世をする
● 会社を見限って転職をする
● 人事部や労働基準監督署に訴える
なんとか今の会社でがんばりたいところですが、無理をしてムカつく上司に従う必要はありません。
逃げることも立派な生き方ですし、なによりムカつく上司にあなたの幸せを潰す権利はないはずです。