転職エージェントを利用した転職活動が、現在では主流となっています。
転職エージェントについてまとめられた記事も多く、ある程度の情報は手に入ります。
しかしその記事の大半は、転職エージェントや広告収入を狙った企業の記事が占めています。
転職エージェントの利用者のリアルな声が知りたい!
そんな要望に応えるため、実際に転職エージェントを利用した筆者が、転職エージェントのメリット・デメリットを本記事にまとめました。
筆者のプロフィール
ミドル世代のサラリーマン。
2度の転職活動を経て、残業なしの現職にたどり着きました。
手に入れた余暇時間を利用して、ブログで情報発信をしています。
転職エージェントの5つのメリット
転職エージェントの5つのメリットをご紹介します。
メリット1:求人の紹介をしてもらえる
転職エージェントのメリット1つ目は、定期的に求人を紹介されることです。
転職エージェントの転職サポートが決まると、必ず担当者との面談が実施されます。
そこで転職先の希望条件を伝えておくことで、条件にマッチした求人が定期的に紹介されることになります。
紹介された求人の中から応募する企業を決めるだけなので、転職活動に要する時間を削減することが可能です。
メリット2:応募書類の添削をしてもらえる
転職エージェントのメリット2つ目は、企業に応募する際に提出する履歴書・職務経歴書を添削してもらえることです。
書類選考を通過できるかどうかは、提出する応募書類(特に職務経歴書)の内容次第と言っても過言ではありません。
仮に何千社と応募をし続けても書類選考を通過しなければ、採用されることはありません。
そのため転職エージェントに応募書類を添削してもらい、書類選考の通過率を上げていく必要があるわけです。
メリット3:面接対策をしてもらえる
転職エージェントのメリット3つ目は、面接の事前対策ができることです。
転職エージェントが持っている情報を開示してもらい、企業が求める人物像やスキルなどを確認しましょう。
企業が求める人物像やスキルなどを確認できれば、これまでの職歴からどこを強調するべきか判断できます。
企業が求めるものを事前に知ることで面接で伝えるべきことが明確になり、面接の通過率を上げることができます。
メリット4:応募手続きや日程調整をしてもらえる
転職エージェントのメリット4つ目は、応募手続きや面接などの日程調整をお任せすることができます。
応募する企業が決まったら、転職エージェントが応募手続きのすべてをやってくれます。
また、面接や入社日の日程調整でも間に入ってもらえるので、余計な手間や時間が取られずに済みます。
転職エージェントを利用することで、忙しいビジネスマンでも無理なく転職活動を進められるというわけです。
メリット5:すべてのサービスが無料で提供してもらえる
転職エージェントのメリット5つ目は、すべての転職サポートが無料で提供されることです。
転職エージェントは企業に対して紹介料を請求するため、求職者にはいっさいの料金がかかりません。
求人を紹介されるたびに料金が発生するなら、転職活動も安心して進められませんよね。
すべてのサポートが無料で提供されるので、安心して転職エージェントに登録しましょう。
ビズリーチなど一部の転職サイトでは、有料コースが設定されています。
転職エージェントの5つのデメリット
転職エージェントの5つのデメリットをご紹介します。
デメリット1:担当者とのやり取りが面倒
転職エージェントのデメリット1つ目は、担当者とのやり取りに手間がかかること。
転職エージェントの転職サポートを受けるためには、担当者との面談が必要になります。
また企業とのやり取りは必ず転職エージェントを経由するため、無駄に時間がかかる場合もあります。
転職エージェントを利用する場合には、転職活動の期間には余裕を持っておきましょう。
デメリット2:希望条件に合っていない求人も紹介される
転職エージェントのデメリット2つ目は、希望条件が合致していない求人も紹介されてしまうこと。
特に大手の転職エージェントでは、無駄に30社以上を紹介してくる傾向にあります。
中には、「ちゃんと希望条件を聞いてくれてたのか?」と疑いたくなるときも。。
希望条件とかけ離れた求人を紹介され続ける場合には、担当者への確認と方向性を再度調整することも必要です。
デメリット3:ペースが乱される
転職エージェントのデメリット3つ目は、自分のペースで転職活動が進められない場合があることです。
転職エージェントは人材を企業に紹介することで、売上を上げています。
いつまで経っても転職をしない人の相手をしていても、転職エージェント側にはいっさいのメリットがないわけです。
3ヶ月以内に結果が出ない場合には転職サポートが打ち切りになる場合もあり、無駄に焦らされる可能性もあります。
デメリット4:担当者によってサポートの質が異なる
転職エージェントのデメリット4つ目は、担当者によってサポートの質が異なります。
転職エージェント側で担当者を決められてしまうため、経験のない新人があなたの担当になるケースがあります。
一応、担当者変更の打診はできますが、担当本人に「担当変えてよ!」なんてなかなか言えません。
あなたの一生を左右するかもしれない転職活動に、自分でパートナーを選べないのはデメリットと言えます。
デメリット5:面接が決まったら辞退できない
転職エージェントのデメリット5つ目は、書類を通過した企業の面接は必ず受ける必要があることです。
書類応募の際は、求人をパッと確認する程度の人がほとんどだと思います。
いざ書類が通過し真剣に企業研究をし始めると、「あれ?なんか違う。。」ということも、よくあることではないでしょうか。
しかし転職エージェントを経由して応募している場合には、面接前の辞退は認められていないため、必ず面接を受ける必要があります。
転職エージェントの利用がおすすめな人
転職エージェントの利用をおすすめしたい人の特徴をご紹介します。
転職に関する知識があまりない人
転職エージェントをおすすめしたい人の特徴1つ目は、転職に関する知識がない人です。
転職活動で結果を残すコツとして、応募書類や面接でアピールすることなど、要点を絞って簡潔にまとめる必要があります。
無駄に応募書類が多かったり、面接での受け答えも的を得ていないと、企業にあなたの魅力を伝える力が半減します。
特に初めての転職活動に挑む人であれば、転職に関する知識を養う上でも転職エージェントの利用がおすすめです。
仕事をしながら転職活動をしたい人
転職エージェントをおすすめしたい人の特徴2つ目は、仕事を抱えながら転職活動に取り組む人です。
転職活動では書類の送付や日程調整など、企業とのやり取りが多岐に渡ります。
仕事を抱えながらこれらの雑務をこなすとすると、当然自由な時間が大幅に削られることとなります。
あなたでなくても対応が可能なことは、転職エージェントに代行してもらいましょう。
今の職場より条件の良い会社に転職したい人
転職エージェントをおすすめしたい人の特徴3つ目は、今の職場より条件が良い企業に転職をしたい場合です。
転職エージェントを経由して採用を決める場合、転職サイトと比べて数10倍のコストがかかります。
そのコストを払ってでも良い人材を採用したい(=売上が順調)という企業が転職エージェントに依頼をかけているので、従業員の年収などの条件面が充実している確率が高いです。
少しでも条件が良い企業に転職をしたいなら、転職エージェントの利用をおすすめします。
まとめ
転職エージェントは、転職に関するあらゆるサポートをしてくれる、心強いパートナーです。
求人紹介や応募書類の添削、面接対策などのサポートを無料で提供してくれます。
しかし、担当者のスキルやあなたとの相性などによって、提供されるサービスの質が異なることも事実です。
転職エージェントにすべてをお任せするといったスタンスではなく、転職エージェントを賢く使うというスキルが求められます。