グリーンサイトに登録してあるデータも建設キャリアアップシステムにもう1度入力しなきゃいけないの?なにかカンタンにできる方法はないの?
そんな疑問を解決します。
結論からいうと、建設キャリアアップシステムとグリーンサイトをAPI連携しましょう!
建設キャリアアップシステムの運用が開始され、手間になるのがデータ入力。
運用だけでもめんどうなのに、データ入力をもう1度やらなきゃいけないのは手間ですよね?
そこで本記事では、建設キャリアアップシステムとグリーンサイトのAPI連携についてまとめました。
【 本記事の内容 】
- 建設キャリアアップシステムとグリーンサイトで連携できるデータ
- 建設キャリアアップシステムとグリーンサイトの連携に必要なもの
- グリーンサイト以外の建設キャリアアップシステムAPI連携システム
本記事を読めば、建設キャリアアップシステムの手間が軽減します。
建設キャリアアップシステムの運用支援の商品を提案している僕が解説します!
建設キャリアアップシステムとグリーンサイトで連携できるデータ
建設キャリアアップシステムとグリーンサイトのAPI連携で共有化するデータは、以下の4つです。
- 現場・契約情報
- 施工体制情報
- 就労履歴情報
- 施工体制技能者情報
グリーンサイトに入力済みのデータを建設キャリアアップシステムでも流用し、データ入力の重複化を避けることができます。
特にスーパーゼネコンともなると、下請けの業者・職人の数も多く、いちいちデータ入力に時間を割いていられません。
グリーンサイトのAPI連携を利用することで、建設キャリアアップシステムの運用準備を大幅に削減することができます。
建設キャリアアップシステムとグリーンサイトの連携に必要なもの
グリーンサイトのAPI連携にて建設キャリアアップシステムを運用するためには、以下3つのものを登録・準備する必要があります。
- 建設キャリアアップシステムの登録
- 建設キャリアアップシステム入力機器
- CCUSデータ連携サービスへの加入
建設キャリアアップシステムの登録
建設キャリアアップシステムとグリーンサイトをAPI連携する前に、以下の2つの登録を完了させてください。
- 事業者登録
- 技能者登録
事業者登録は元請・下請け双方の登録が必要となり、技能者登録は職人一人ひとりの登録が必要です。
建設キャリアアップシステムの運用費用については、別記事にまとめてありますので、そちらをご覧ください。
建設キャリアアップシステム入力機器
建設キャリアアップシステムとグリーンサイトのAPI連携を実施する際は、以下の6つの中からいずれかの機器を用意する必要があります。
- カードリーダー
- GPS位置情報を用いた入退場システム
- QRコードリーダー
- 顔認証システム
- 指静脈認証システム
- Felica認証システム
iPad+カードリーダーでの運用を予定であれば、MCデータプラスのアプリ『建設キャリアアップシステムカードリーダー for グリーンサイト』をダウンロードしましょう。
加えて、スーパーゼネコンや大手ハウスメーカーでは、顔認証システムを用いた運用を試験的に開始しています。
まだまだ課題が多い顔認証システムですが、近い将来一般的な運用システムになりそうです。
CCUSデータ連携サービスへの加入
グリーンサイトのプライムサービス(CCUSデータ連携サービス)に加入しましょう。
このプライムサービスには、CCUSとのデータ連携のほか、各種特典がついています。
2020年9月末日までは無料となっていましたが、現在では有料サービスとなっています。
利用現場数により料金が異なるとのことで、グリーンサイトの運営会社であるMCデータプラスまで、直接問い合わせてください。
グリーンサイト以外の建設キャリアアップシステムAPI連携システム
建設キャリアアップシステムの運用にあたって、グリーンサイト以外でもAPI連携サービスは存在しています。
- Buildee
(提供元:リバスタ) - Greenfile.work
(提供元:シェルフィー) - WIZDOM
(提供元:アウトソーシングテクノロジー)
いずれもグリーンサイトと同様に、施工体制台帳やグリーンファイルの関連書類などの作成・運用システムを扱っています。
建設キャリアアップシステムをグリーンサイトAPI連携で手軽に運用しましょう!
いまいち評判のよくない建設キャリアアップシステムですが、2023年には原則化が予定されています。
どうせ運用しなければいけないのなら、手間や時間をかけずに運用したいところ。
グリーンサイトとのAPI連携であれば、データ入力が重複することはありません。
ぜひ検討してみてくださいね。